北海道の海からの贈り物
寿都沖で獲れる『ニシン』は、寒さ極まる1月の終わり頃から春を迎える5月までが旬。日本海の荒波に育まれた脂の乗ったニシンを、船上で素早く活〆処理を行い、獲れたての鮮度とともにお届けします。この時期にしか味わえない、産卵期ならではの卵や白子も魅力の一つです。
荒れる日本海の船上で、こだわりの活〆処理を施し、“美味しい魚づくり”に挑戦しています。水揚げ直後により良い品質の魚体を見極め、活〆・血抜き処理した最高の鮮魚を使用しています。
北海道の春を告げるニシンは、日本海の厳しい冬を越えて、春にかけて沿岸に集まります。この時期は産卵に備えて身にたっぷりと脂を蓄え、お腹には卵や白子を抱えています。鮮度落ちの早い魚として知られていますが、船上での活〆により刺身で味わる新鮮さでお届けします。
春のニシンは脂がのり、その美味しさが際立ちます。この時期、特に注目すべきはお腹に抱えられた宝物のような存在です。メスの卵はまるで海の中の小さな宝石のよう。一方、オスは白子を抱えており、これもまた独特の食感と味わいを持ち、グルメな楽しみを提供します。
※オスとメスは混ざっており、日々の漁獲状況によっては比率に多少の偏りがあります。
適切に処理されていなければ、産地以外で食べることが難しいのがニシンという魚。適度に脂がのり、今までに食べたことのない食感、甘みを楽しめます。薬味はわさびの他、ショウガやネギもよく合います。
骨が多い魚ですので、“骨切り”が必要です。3~5mm間隔で薄く削ぎ切りすると骨の食感が気にならず、美味しく召し上がれます。
★★アニサキスが入る場合があるため注意は必要です。★★
活〆ニシンの塩焼きも絶品です。卵のプチプチとした食感と、身の豊かな味わいが見事に融合し、春の味覚を存分に楽しむことができます。白子はクリーミーな口当たりがジューシーな身と組み合わさり、まさに口福の極みと言えるでしょう。しっかり塩を振り、余分な水分を抜いてから焼くとニシン本来の旨味を味わえます。
生ニシンを使った「なめろう」は、日本酒との相性が抜群の一品です。3枚におろしたニシンの半身を細かく刻み、ネギやショウガ、味噌などと混ぜ合わせてねばりが出るまで叩きます。口に入れた瞬間に広がる豊かな旨味と風味は、日本酒のお供として最適です。特に、辛口や燗の日本酒と合わせることで、その絶妙な味わいをより一層楽しむことができるでしょう。
フライパンで軽くソテーすることにより、ニシンの身は外はカリッと、中はふっくらと仕上がります。一方、白子はその独特の柔らかさとクリーミーな味わいを保ちながら、軽く焼き上げることで、香ばしさが加わります。仕上げにレモンを絞ると、さわやかな酸味が加わり、味わいに深みが増します。
ニシンの白子は、独特のクリーミーで滑らかな食感が魅力。軽く湯通しまたは蒸して、さっぱりとしたポン酢でいただくと、その味わいは格別です。白子のまろやかな味わいとポン酢の爽やかな酸味が絶妙にマッチし、口の中で溶け合うような感覚を楽しむことができます。他にも焼き白子や酒蒸しなどもおすすめです。
ニシンの卵は「数の子」の原料ですので、ぜひ自家製にチャレンジしてみてください。取り出した卵巣が見えなくなるくらいの塩をかけると翌日には水分が抜けた塩数の子ができます。あとは食べたいタイミングで塩抜きをして、出汁で味付けすれば完成です。市販の数の子が苦手な方でも、自家製ならきっと気に入っていただけるでしょう。
マルホン小西漁業(北海道寿都町)
北海道の日本海側、寿都町で定置網漁業、牡蠣・ホタテ養殖を行っているマルホン小西漁業です。
『北海道寿都の海から、うまい魚を』を合言葉に、寿都の魚介類をよりおいしく食べてもらうため、生産現場でしかできないこだわりの活〆処理を施す『美味しい魚づくり』に日々挑戦しています。
商品詳細
活〆ニシン
北海道寿都産
1箱2kg程度(6~10匹前後)
※オスとメスが混ざっており、日々の漁獲状況によっては比率に多少の偏りがあります。
要冷蔵(10℃以下)
到着後は冷蔵保存の上、発送から5日以内にお召し上がりください。
有限会社マルホン小西漁業
北海道寿都郡寿都町字歌棄町有戸182-1